“自由の国”で、政府や法律が存在しない3)。それ以上に、住民の多くは自分の住んでいるところが「国」である事を意識していない。
法律が無いため、他国では犯罪ともなる行為でも裁かれる事はない4)。どのように生活するのも完全に自由である。一言で言うと、「束縛される事を嫌い“完全に自由な活動”を求める人々が集う地域である。
ただし、街や集落・団体・企業毎に棲み分けができており、それぞれのルールも存在する。
現実世界のシンガポールのような土地、面積は約760万km²と見られている。
不明。何らかの形で人々等が集まった地域に、識別のための固有名詞を付与している。
フリダム人。ただし、他国からの流入も多いため、生粋のフリダム人は全体の半分未満と言われている。
肌の色は所謂白色系が大多数。瞳の色は青や薄い銀色、髪の毛の色は金~茶が多い。
世界共通語の他、流入している人々により多数の言語が話されている。全体の識字率は不明。金を沢山扱う人、カジノ関係者、企業系の人は習得している言語が多い傾向にある。
「自由」。これ以外の言葉では表現できない。
政府が存在せず、「自由」である。ただし、それぞれの地域や組織で独自のルールが存在する。
政府が存在していないため、国としての外交関係や条約等は存在しない。国際法にも則っていない。他国の中では、人の往来を禁じている国もある(以下に例を挙げる)。勿論、特例も存在する。
政府が無いこと、また国としての共同意識が低いため国の軍は存在しないが、自身の土地・組織・資産等を護るために強力な武力を持つ者もいる。また、国内に経済界の重鎮も少なくないため、他国は容易に手を出すことができない。
「自由」である。売りたい品を売りたい値段で販売している。物価水準は無いに等しく、同一店舗同一品物の価格が、翌日100倍になっていたりすることもざらである。また、地方では物々交換も存在する。
一方、資本を持つ会社・カジノ・マフィア等は一定の基準を設けている。また、人の多い地域や発展している地域では、他国と同等の価値観や物価・相場となっている。
噂・思念体に対して驚くのも平然とするのも、気にしないのも信じないのも自由である。
魔術を使うことも、存在を疑うことも自由である。
超能力を使うことも、存在を疑うことも自由である。
元々は街を守る自警団的な存在であった。敵対や裏切りでは容赦のない姿を見せるが、関係ない者には害はない。中には、市民のために汗を流すものさえもいる。その一方で人モラルに反した者もいるが、身内で粛清されることが多い。
資金を得るため一部が商業に力を入れて大成功し、財政界の大物になった者もいる。真っ当な物で商売している所が多いが、一部では儲かるならなんでも売るグループも見られる。
フリダムでは最大の武力を持ち、マフィア同士の抗争は毎日のように起こっている。
フリダムでは3つの大きなカジノ街があり、国内のカジノの殆どはそのカジノ街に存在している。また、他国と比べてもその規模は桁外れに大きい。マフィア、ギャングとは基本別の組織体であり、資金や土地を巡っての抗争が多い。またカジノ同士の抗争も見られ、人知れず系列店の一つに組み込まれていたり、オーナーが変わっていることもしばしば見かけられるが、客からしたら関係の無い事である。
マフィア、カジノとは別の組織体で、年齢が若い者が多い。無鉄砲で命知らずが多く、マフィアが経営・支援する企業にちょっかいを出すことや、カジノや銀行に武装して突入することに何の抵抗もない。マフィアやカジノと違って、クスリや人身の売買、何の関係もない人や街を襲撃することがある。またギャング同士での抗争も多く、常に騒がしい。
乗り物に乗って暴走するグループや、銀行やカジノからこっそりと奪うグループ、武装して強奪するグループ、街を占領して搾取するグループ、他国では違法となるものを売買するグループなどグループのバラエティは多い。