「魔法」(まほう/Magic)は幾つかの種類があり、以下のような手段で能力を手に入れ、使用することができる。
殆どの者は、努力をすれば極々簡単な、大して役に立たない魔法程度なら使用することができるようになる。それ以降は、才能に恵まれた者が熱心に学び、研鑽することでより強力な魔法を使用することができるようになる。
(せいれいまほう/Spirit Magic)
その場所に存在する“精霊”の力を借り行使する魔法。使用したい属性の精霊と契約を行うことで使用可能となる。その属性の精霊が多く存在する場所や得意とする場所で使用すると、効果が増大する(逆もまた然りである)。一度結んだ精霊との契約は生涯破棄されることは無い。
なお、精霊自身にも個性や個体毎の人格が存在するとも言われているが、それを否定する説もあり結論が出ていない。
(しんせいまほう/Holy Magic)
神により与えられた力、もしくは神を信奉することにより得られた力を行使する魔法。この力は「魔力」や「神力」と称される。属性は存在するが、神によって使用できない、もしくは限定的な属性のみ使用できる場合がある。また、本人が望む属性が与えられるとは限らない。
神の力を使用するため、精霊が存在しない場所でも使用可能。そして、神が住む天界では当然その力が増大する。
(こしんまほう/Ancient Deities Magic)
神やその眷属が使用する神聖魔法を伝授されたり、また真似されることによって人間や亜族が使用できるようになった魔法。基本的には師匠に教えを請うか、もしくは書物等を読み学習する事で使用可能となる。
神聖魔法同様に、精霊が存在しない場所でも使用可能である。
(しんれいまほう/Thought Magic)
精霊や神等の力ではなく、“呪い”や“思念”を魔力に変換して使用する魔法。他魔法よりも禍々しく見える。“呪い”や“思念”を使うことから、使用者が心霊魔法に耐えられない事も多く、自在に扱える者は少ないという。