種族等

 この世界で確認及び定義されている生物学的な種等を説明する。

基本種族

 知性等を持ち社会的成果を営める生物的な種として、次の7種類の「種族」が確認されている。各種族の立場は世界や国家・地域により多種多様であるため、ここでは種族の特徴のみを記載する。

人間

(にんげん/Human

  • 現実世界の人類もしくはヒトと同じものである。特徴や種類も差は無い。
  • ただし、髪の毛・瞳等の各部位について、現実世界では自然発生しない色や特徴を有するものもいる。

改造人間

(かいぞうにんげん/Cybernetic-human

  • 肉体の一部もしくは大部分を、機械等の自動制御系の技術を使って置き換えた人間亜族である。例えば、片腕を機械の腕に置き換える、眼球を赤外線や暗視スコープが内蔵されたカメラにする、運動神経を機械によって強化する、等である。
  • 寿命は元の生物種に依存するが、置き換えた部位等によって変化する場合もある。

人造人間

(じんぞうにんげん/Humanoid

  • 改造人間と異なり、人間亜族を模した機械や人工生命体を表す種族である。現実世界では「ロボット」「アンドロイド」「自動人形(オートマタ)」等と呼ばれるものがこれにあたる。
  • 寿命は存在しないが、内部機構に使われている部品の劣化等で修理・置き換えが出来なくなった時を“寿命”と考えることもできる。

亜族

(あぞく/Animal

  • 人間改造人間人造人間以外の、社会的生活を営める種族である。現実世界に実在する生物種の他、エルフやドワーフ、ドラゴン、吸血鬼、妖怪といった創作・伝説上の生物種もこれに含まれる。
  • 生物的特徴は、その生物種に依存する。
  • 本来の生物種の姿のままではなく、人間に近い姿に変えて生活するものもいる。

噂・思念体

(うわさ・しねんたい/Thoughtform

  • 実体を持たない幽霊の類や、人々の噂などが具現化したものを表す種族である。後者は、現実世界の日本で言う「口裂け女」「トイレの花子さん」都市伝説やお化け等のイメージである。
  • 個体の「想い」や、人々に噂されて「認知されている」事で存在することができる。この「想い」が弱い、または「人々に認知されていない状態」になると、存在できず消滅する。
  • 通常、噂・思念体を視認することはできないが、以下の時に視認できることがある。
    • 視認できる特殊能力をもつ場合。
    • 噂・思念体が自らの意思で実体化し、生物や物に対して働きかける場合。

神族

(かみぞく/Dependent of Deities

  • によって生み出された眷属である。
  • 寿命は存在しないが、生み出したの意のままに“死ぬ”場合もある。
    • 神獣とは違い、子孫を残すことが出来ない。
  • 生物的特徴は、生み出したによって異なる。
  • 姿形は多種多様だが、人間に近い姿になることもできる。また、により人間亜族そっくりになることもある。
  • の目的を達成するために忠実に任務を遂行するもの、自由に生活するもの、稀ではあるが生み出したに反逆するもの、多種多様である。

神獣

(しんじゅう/Beast of Deities

  • によって生み出された獣である。
  • 姿形は多種多様だが、人間に近い姿になることもできる。
  • 生物的特徴は生み出したによって異なるが、共通する大きな特徴は次の通り。
    • 神族とは違い寿命が存在する。その代わり、子孫を残すことが出来る。
    • 主食は「人間亜族の肉体」であり、それ以外のものを食べることはできない。口に入れる事はできるが、身体が受け付けない。そのため、人間亜族からは強烈な「害獣」として見られている。
    • 飲み物も同様に人間亜族の飲料は身体が拒否し、純粋なアルコール等、人間亜族が飲めないようなものであれば可能である。
    • 自らの意思を持たずただの意のまま、もしくは個体の意のままに動くものもいれば、人間亜族と同様の社会的生活を行うものまで多種多様である。
    • 小さい個体は「魔獣(まじゅう)」と呼ばれる場合もある。

種族外

 正確には「種族」には含まれないが、便宜上ここに記載する。

(かみ/Deity

  • “存在する全てのもの”の最上位にいるものである。
  • 世界をはじめ、あらゆるものの創造と破壊を自由に行うことができる。
  • 神族神獣だけではなく、人間亜族もこの神が生み出したものである。
  • 寿命は存在しないが、様々な理由で“死ぬ”場合がある。
  • 数多の個体が存在し、それぞれ自らの生業や欲望を実現するため、あらゆる事を行っている。