祓魔師協会

概要

 祓魔師協会ふつましきょうかいは、各地で発生する怪異に対して対応・対処・対策を行う「祓魔師ふつまし」(Exorcist)による職能団体である。団体は各国(存在しない国もある)及び全世界を統轄する「世界祓魔師協会」がある。

組織

世界祓魔師協会

世界祓魔師協会
せかいふつましきょうかい
International Association of Exorcists1)

 世界祓魔師協会は、世界中で発生する怪異の対応・対処・対策やその情報共有・管理を行い、大きな怪異の発生抑止、鎮静を行う組織である。

仁藩祓魔師協会

仁藩祓魔師協会
にっぱんふつましきょうかい
Association of Nippan Exorcists

 仁藩祓魔師協会は、仁藩国内で発生する怪異の対応・対処・対策やその情報共有・管理を行い、大きな怪異の発生抑止、鎮静を行う組織である。世界祓魔師協会に所属している。
 運営は「御三家」と呼ばれる、「東瀛とうえい家」「御守おまもり家」「日機関(昼護家・夜護家)」が中心となっている。保守的で世界祓魔師協会や他国協会との関係性は薄い。各家の役割は次の通り。

  • 東瀛家:「国家を守る」ものとして、祭事や政に影響する人ならざるモノを祓魔し、国家全体の運営は円滑に行われるように取り図る。現在も高級官僚を中心に官公庁に就く者が多い。
  • 御守家:「帝を守る」ものとして、かつては帝に対して人ならざるモノ、また呪術や霊障を使用する者から守護する役目を持っていた。現在も誰かを守っているという噂が流れている。
  • 日機関:「人を守る」ものとして、人ならざるモノから市井の人々を守る役目を持つ。昼護一族及び夜護一族の当主と、一族の選抜者からなる「護国十二天将」が中心となっている。

 かつては帝から「三智五剛さんちごごう」と名付けられた家があり、「三智」は上述の御三家を指す。「五剛」2)は現在祓魔師協会には未所属である。

その他関連する組織

アークリーフ

 アークリーフはその国の協会ルールを遵守することが多く、受け入れられる様に不干渉、共闘、バックアップ、情報共有等うまく立ち回っている。また、世界祓魔師協会は勿論の事、各国の祓魔師協会にも所属している。

階級の認定

 祓魔師は各国の祓魔師協会によって階級付けがなされている。認定は各国の祓魔師協会が行い、世界祓魔師協会がその査定の正当性を判断した上で正式に行われる。認定方法は実績考慮、能力基準、ポテンシャル判断、人格、推薦等様々であるが、世界基準が示されているためそれに沿うことが求められている。階級が上がると、名声、報酬の上昇、協会加盟国への渡航のしやすさがあげられるメリットがある。国によっては特権を与えられたり、好待遇を受けること、政府中枢に就くことができる場合もある。
 しかし、その国の協会の力が強く、世界基準に則った階級を世界祓魔師協会へ上げることは行わず、国内で設けた独自階級の方が重視されている国も存在する3)。(例:仁藩

1)
現実世界に存在する「国際エクソシスト協会」の英称と同一であるが、偶然であり何ら関係性はない。
2)
五剛の一つに「天守家」がある。
3)
理由として、世界祓魔師協会との信頼関係が構築できないこと、階級が上がることで世界祓魔師協会からの仕事や他国に赴く任務が発生すること等があげられる。