旧都出身の覚妖怪。穏やかながら時として口調にとげがある人柄。自分の素性を知る地元で生きることがつらいことから高校からは新設された陽登学園へ進学した。ある事件に巻き込まれた際に昼守義光に助けられ、境遇を知った彼により校内に存在する裏生徒会へ案内される。そして自分の仲間と居場所を見つけた彼は才能を開花させ、魔術師協会や国防機関の存在を知り、生来持つ能力を伸ばすこととなる。彼の才として目を瞠るもの覚としての生来の風や覚の読心力に加え、これまでの人生経験から高められた人間観察能力をさらに心理学というロジックで裏付けしたことによる心理の鑑識眼である。採用数年にも関わらず既に人事主任と外交専門官として反則的な功績をあげている。