夜護一族夜守家の長男。祖父は夜護当主の恒子、母は子子々、妹に季世がいる。 先祖に自身の身体に妖怪「空亡(そらなき)」を封印した者がおり、その先祖返りによって生まれつき高い《闇》の力を宿している。またその影響により、小さい頃から噂・思念体の類いに憑かれやすく、また《霊感》にも目覚める事となった。生まれつきの能力ではあるが赤子の時はその力を制御できずに暴走してしまう危険性があるため、その力を抑える為の封印術を施されている。そのため、《闇使い》としての能力は十分に発揮できず、夜守家の人間にもかかわらず自分の力も制御できない事にコンプレックスを抱いていた。 2100年11月、「厄怪の箱」の封印が破れ恒子が大怪我を負った際に恒子の命令でとある少女を連れて逃げ出したことから、彼の物語は動き出す。