舞倉の出身で氷使いの旧家氷見家に生まれる。知的で怜悧なイメージを受けるが、それは少年期に親を失って後に心無い親戚により不遇な目に遭ってからは周囲の人間を本当の意味で信頼できなくなったためである。生きていくうえで最低限必要なコミュニケーションはするが、それ以上に立ち入ることも立ち入らせることもない。例外が一部の友人と唯一の血のつながった妹である。高校卒業後周囲の勧めを無視し自力で警備会社に就職したが周囲との折り合いはよくない。力への執着が彼の原動力となっている。
彼の有り余る能力を見た警備会社のトップが検神局に推薦し、旧都支局での採用となった。現在は、神獣に係わる事件が多発する那羅側からの要請もあり、那羅八宮区局へ出向中。 [2100年10月]