天原鷹正の長女。早くに母を亡くしたことから妹にとっての母代わりも勤める。侍従であった海星善忠に対し憎からぬ想っていたという。剣や学問の才に裏打ちされた凛とした佇まいから貴族の娘として将来を期待されていたが、一方でそれゆえに凡才であった父の苦しみが理解できず、不甲斐なさを嘆いていた。
学薦院の失火に端を発する緋月事件の際に父が目の前で悪鬼に変わり、妹を亡くしたことから自分に家族を守れない事実を突きつけられ激しい後悔を感じた。15歳で緋月事件の際に死亡したと歴史書秘想天彩には記載され、その後の彼女についての記載はない。