国風時代に紀多原に生まれた元貴族の娘。没落し、ただの農村の娘としての生活であったが、途中からは似た境遇の糸月と彼女なりに幸せに過ごしていたものの、糸月の裏切り、そして流行り病により家族と自分の将来を奪われ嫉妬の鬼となった。死後、その恨みを天原鷹正に利用され、雷の化身として暴れたが、その後調伏されてからは旧都岐緒留に鎮魂碑が置かれていた。 詳しい経緯は不明であるが、現代において再度その怒りを利用されかけたことがあるが、再び眠りについているという。