夜護一族のそのスタンスに感銘を受けて、ピンチの時や大きな事変の時にこっそり手助けしたり打開する情報を授ける神。1000年以上前から見守っている。夜護一族が幾度となく危機を乗り越え今も一族内の仲や絆も良く強く生き残っている理由の1つでもある。夜護一族が自ら信望している神ではなく、月夜ノ神が一方的に彼等に好意を持っている。そのため、夜護一族は自分たちがこの神に見守られ、時には助言や打開策を遠回しに教えてくれている¹⁾ことを全く知らない。
　神としては静かな神である。相当な神力（魔力）を持っているようだが、他の神と争ったことはなく、その力がどの程度のものなのか知る神はほとんどいない。
　夜を司る神であり、月夜ノ神の住む天界は常夜の地である。先述の通り、夜に縁のある夜護一族も月夜ノ神の存在を知っているが、敬意は持っていても信望はしているわけではない。

• 夜隠月姫